食うに困らない秘訣

丹波からの超距離ドライブに便乗させてもらった今回の帰省、友人に会ったり、ひょんな再開や出会いをいつものように多めにさせてもらっていたら、丹波にいる時よりもかなり忙しくなってしまった。

実家にいる時間がほとんどないが、今回の目的はもちろん墓参りである。もうお盆でもないので親戚一同集まるわけでなないのだが、久々に会ったおばちゃんがかなり面白かったのでネタにしちゃう。

生かしていただいているって、ほんとそう

私が今、丹波でどんな生活をしているのか?という事をなかなかちゃんと説明ができていないのでよく質問されるのが、

一体どうやって(金銭面)生活してるの?

ということである。そんなに気になるか。気になるよなw
答えは超簡単。

強いて言えばイラストやデザインのご依頼が少しあり、収入はゼロではないのだが、バイトして稼げる程度の金額です。
だけどそもそも移住して2.5ヶ月、私は労働するためではなく、好きな生活をして収入を得る生き方を模索するために移住したのだから、当分無収入である事なんて想定の範囲内なのである。

ニートやるならハッピーじゃなきゃ意味がない

ありがたいことに、ウチにはロマンくんとスネオくんという、農業の学校に行っている同居人がいるので、彼らが収穫したお野菜を主に頂いたり、時々ご挨拶ついでに畑仕事をほんの少しお手伝いしては、お野菜を頂いたりという、とにかく食うには困らない環境にあるのである。ありがたやありがたや。

畑の種まきを少しだけお手伝いをしたら、野菜涅槃図ができるほどの頂き物

という話をしたらば、親戚や家族であるほど「けしからん!ちゃんと稼がにゃ!」と叱咤されそうなものなのだが、ここんちの親戚はとてものほほんとしている。
「あら〜ありがだいっちゃね〜!」と両手をすりすり。ホントそう、ありがたいことこの上ない。すりすり。そんな風に肯定的にリアクションしてくれることもありがたい。すりすり。

生かして頂いてありがとうございますの平身低頭


大ねずみの大先輩

この場いたもう一人のおばちゃん、ねずみのおばちゃん(仮名)は、この話をいたく嬉しそうに聞いていて、「あんだ恵まれてんだっちゃね〜」とニコニコ。そして持論を展開。

ネズミっていうか、モンスター級の先輩がいました

あまりの無邪気さwww
ねずみのおばちゃんはそれでも、「図々しい」という印象が微塵もない。ちゃっかりとしたとても可愛い人で、それはやっぱり大きな笑顔でいつもみんなの世話を焼いてくれる人柄のなせる技なんだろう。彼女に「美味しいからコレ持って帰っていい?」と言われると、なぜだか嬉しいんだもの。思わぬところに大先輩がいて驚いた。
しかし私は到底、そんな大胆なことはできないなあー。なんて笑っていると、大ねずみ先輩、真顔でこういうではないの。

「おっぴさん」というのは宮城弁でひいおばあちゃんのこと
ねずみ先輩もかなわないという私のおっぴさん

我が家のレジェンド、ヒメばあさんを引き合いに出されちゃうと、ねずみの私たちなんて大なり小なり、可愛いもんである。
その世話焼きぶりとちゃっかりぶりは何やらズバ抜けていたそうで、死んだ後でもネタ話を持ち寄る親戚一同、どこか誇らしげなのである。ちなみに私が一番好きなのは、地域の集金を手助けするために、一時期家族で劇団を始めちゃったというクレイジーな逸話だ。

愉快な愉快な墓参り、野良猫の大先輩はボスネズミであったという話です。もう遺伝だコレは。私はもうちょっと慎ましく、皆様の恩恵の元に生かさせていただきます。ありがたやありがたや。すりすり。

宮城県生まれ南仏育ちのイラストレーター|デザイナー

2 Comments

  1. ロマンかあちゃん
    2019年9月26日

    おっぴさん、素敵な方ですね‼️

    返信
    1. saika
      2019年9月30日

      うふふ、ロマン家のレジェンドはロマンかあちゃんかもですね♪(´ε` )

      返信

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