ごきげんよう二〇二〇年！

わ！っという間にするりとまたいでしまいました二〇一九年 to 二〇二〇年。
ちょっとしたタイムスリップ感すら感じていますが、みなさまゴキゲンいかがでしょうか？
（あといつも少しだけ気になるのだけど、「あけましておめでとう」は、一月のどのあたりまで使うのかな？）

これは今年の年賀状。里山に移住したねずみくんです。
といっても、年末に描き上げたのにまさかのプリンターが使えないという事態のため、ほぼSNS専用となってしまった出さずじまいのお年賀です。

たくさん描きたいものはあったのに、去年はなんといっても出会いが目まぐるしく、何かをじっと座ってやるということが常々苦痛だった(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ
『田舎に暮らしてじっくりと何かを作ったりする』的な匠みたいな生活を妄想して丹波へ移住してきた気がするのですが(そうだっけ？)、お声のかかるままに気の向くままに色んな場所をウロウロとして、丹波を拠点にした半年がすぎてゆきました。
生産性はあまり無いけど実り多き期間、とでも言いましょうか。「旅のある生活」が図らずもできて、ラブを表現していく仲間がとても増えたという感じがする。まさにハッピーニートな半年だったよ。うふふ。

去年の今頃、ドラマはすでに始まっていた。

そもそも思い返すと、一年前は人生で初めて会社員としてなんとか５ヶ月をやりきった、ふー！とか言っていた頃だった。WEBデザインという新しいジョブも面白かったし、仲間にも恵まれた悪くない社会科見学。けれども体から湧き出る「ココジャナイ感」を無視できなくなりつつあった、そんな時期だ。
そんで、年末年始を沖縄本島をぐるり一周して過ごすことにして、バカみたいに小さな軽自動車を借りてしまったのでものすごい感じで車中泊することになってしまったりして、

会社員生活でトンと消えてしまったひょんな出会いとか、無計画ゆえの不便なり、予期せぬご褒美みたいな景色にひさびさに出会えたりして、

と、うっすら予期していた頃。というか、次へ駒を進めなきゃなーと思い始めていた頃であった。

そういう訳ではじまった2019年新学期、入社６ヶ月目のはじまり。意識高い系IT会社制作部にいた私は、年明け最初の部内ミーテイングで、このように上司に発表したのである。

ああ、大好きだった懐深き上司。「つまんなくなったら辞めますョ」と常々脅迫してくる新入社員の私を常に生暖かく見守ってくれて、しまいには終業後のコーヒーまで入れてくれるようになった。

こんなにふざけた社員でいさせてくれた会社、正直、楽しかった。そう、楽しかったと言えば実は結構楽しかったのだが、翌２月には「丹波に移住する」という予感をもらい、私は着々とドラマを始めようとしていたのである。思い返すと感慨深いー！そして申し訳ないー！

6年ぶりの出雲で年越し

そんな、色々ありましたな2019年。その年越しは、6年ぶりの出雲大社で過ごすことになりました。
当時、「３０歳だけど１８切符で出雲へいこう！」と友人Aを誘い、キャリアOLでありながらかなりのポンコツをかます彼女との旅は前身ただのえにっきに記録してありますが（一応リンクを貼るけど恥ずかしくて見れたものではない）、当時、私は神社の絵を描く機会を沢山いただいていて、日本のファンタジックな伝承とか、ワンダーランドな風習の魅力を、沢山教えてもらっていたのです。

今見返すと昔のえにっきも当時のイラストも、なんだかとても照れ臭くて「わー！みないでー！」と言いたくなるのですが、それはちょっとぐらい成長しているよって理解して良いのだろうか。
けれども、奇しくもその時はじまった旅は、今また別の形で続いていて、新しく出会った人たちと別の場所から始まっていたりして、実は新しく出会った仲間が、古い友人と繋がっていたり、その人元カレだよとか、元ヨメです、なんて微妙な事情もザラにあって、ほんとうにスモールワールドな小宇宙の中で色々と起こっているものだなあと、とても不思議な気持ちになります笑。
そんな不思議に満ち満ちて、みぞおちのあたりがギュッとときめくような、とてもありがたい気持ちで今年を迎えられたことが、とても嬉しい。

一年前とは違って足を伸ばして寝れる車と、前よりはちょーっとだけ運転に自信を持てるようになって、ドラマを共にできるポンコツだったりイビツだったりする相棒たちが近くにいて、相変わらずと言えば相変わらずですが、楽しみは増え続けています。